2022.11/21

汎用パーツやカウルなどの製造で名をはせるリゲッティ リドルフィ社、通称RRへこちらも3年ぶりに訪問しました。RR社も世代交代が進みます。社長のご子息ディエゴ・リゲッティさんとは数年前よりご縁が深くなり、友人としても親交を深めていました。前回訪問時は社長でディエゴさんのお父様ジャンパオロさんに社内をご案内頂きましたが、今回はディエゴさんと先ずはビジネスミーティング。汎用品を多く扱うメーカーさんとあって、昨今の国際情勢から影響を受ける原材料不足などに立ち向かう現在のシチュエーションや意見交換を行いました。私側の日本サイドからもソリューションを提供できそうな話題もあり、内容はレーシングカートメーカーというより商社に近いものとなりました。ミーティングの後は、ディエゴさんより工場見学のお誘い。こちらも大変立派な会社さんで、全自動で商品を引き出せるアマゾンのような仕組みをこちらでも導入しています。またこちらはカウル製造も有名で、成形用の型やプラスチックの原材料などもびっしり並びます。「これを見てよ」とディエゴさんから見せてもらったのが、全自動シャフト修正機。新品のシャフトでも製造時には多少の歪みがあり、今までは熟練の職人さんがプレス機で手作業で修正していたそうです。今年からはこの機械で短時間により正確に精度の高いシャフトが作れるよと説明してくれました。他社のレーシングカート製造メーカーからもカウルやその他パーツなどの製造依頼を受け、各社RR社を高く評価しています。こちらRR社もディエゴさんという素晴らしい20代の若者が育っていました。最後にディエゴさんから一言「そうそう、来年この建物の真横に新社屋増設するよ。だからまた見に来てね。」との事でした。イタリアでは真面目に誠実に運営する会社が各社伸びていました。「来年は新社屋のお祝いのプレゼント持ってくるね。」とディエゴさんへお伝えしRR社を後にしました。